第6回浜松国際ピアノコンクールへの旅

2006年度MENA企画研修&親睦 A

少しずつ感想や雑感を書いていきます・




3次予選会場となった浜松アクトシティ中ホール。
中ホールといっても約1000名収容の大きなホールなんです

ホールの響き的にはヤマハのフルコンでも、まぁ、いいかな!?というくらいの響きでしょうか

※良い響きです

今回、またまた、12名のセミファイナリスト中、11名がヤマハを選定、というミステリアスな結果で、またまたスタインウェイを弾くと落っこちるぅ〜!という噂が信憑性を増したようです

で、あながち根も葉もない風評でもないんだぁ・とまたまた感心しておりました。
とまたまたが多くなった・・

これは(またまた)であって(たまたま)ではありませんが、この言葉はひっくり返すと随分意味が違う・と感じ入っているところです


3次予選の方々

ピンクのリボンが増えていきます


〜鍵盤の魔術師〜 


アレッサンドロタヴェルナ君の事

イタリア・23歳


2次予選で94名、さらに12名という過酷な競争に勝ち抜いてきた若者達のピアノを聴きながら、演奏者と共有するこの空間はなんと現実世界から程遠いことかしら・とまるで音楽とは違う事が脳ミソのどこかで行きつ戻りつしていたその時!

長髪を束ねたいでたちで颯爽と舞台に出てきたアレッサンドロタヴェルナ君の第1曲目のモーツァルトに現実空間に惹き戻されました。

一体に音の綺麗な演奏者の中でも特に好きな音だったのかもしれない・・と今になって思うのですが、彼が3次を通過できなかったのは驚異的なテクニックのせいだよん・となぜか思うのです。

特に,Gリゲティの“悪魔の階段 ”という曲
初めて聴いたと思うのですが 、ホントに悪魔チックでね、審査委員に
「こんなの弾ける??あなた方」なぁ〜んて挑発してるくらい、素晴らしいテクニック!

超弩級〜のテクニックはヨーロッパの“ストリートマジシャン”を彼に重ねてしまいました。〜鍵盤の魔術師〜とでも言ったらいいでしょうか・

よく撓る長〜い指からほとばしるリズム感は、ストラビンスキーの“ペトリューシカ” からの3つの断章、で頂点に達していたように思えます。曲目の選択も構成もとても面白く、随分楽しめたのですが・・駄目でした・がっくり・で、ホール内でも全く見かけなくってサインも駄目・・唯一、当日収録のCDは購入。
でも、惜しいな・・コンツェルト、聴きたかったな・・


〜ジャニーズ系ピアニスト〜

アレクセイ・ゴルラッチ君

ウクライナ・18歳


1位

3次予選での彼の演奏は少し不安定だったように思えました。

“不安定な空気”が伝わって来たのは、彼の首筋から余りにも幼さを感じたせいかもしれません。〜これって母の心?〜

でも、そのような心配はご無用!!とばかりに弾き出したモーツァルトの幻想曲は音が素晴らしく、続く ベートーヴェンの
Op101ソナタは難解な曲を難解そうでいて、そうは聴かせない・と言う意気込みの演奏っぷり。(首筋なんかで判断するから・・と可愛く言ってる様でした)

圧巻はショパン、ロ短調ソナタの2楽章。最後の音が消えると同時にため息がもれるくらいの素晴らしさ!でも、かといってこの時点で彼が1位になるヒト、とは誰も思わなかった、イエイエ、審査委員は決めていたのでしょうか?

無責任と言えばそうだけれど、浜コンHPの掲示板に殺到したカキコミを見れば、あながち推測が当っていたようにもおもえるフシありですものね。

でも、若いヒトを育てるためのコンクール、という視点からするといいんじゃないでしょうーかぁ、と言う結果だった。


気軽にサインもOK!
モーツァルト賞受賞の
ディナーラさん


〜ピアニズム、美しさ、感性〜

完成しすぎていたのでしょうか?

セルゲイ・クズネツォフ君のこと

ロシア  2位


受賞者中、最高齢

でもたったの28歳ですが・


〜2位とは?
これいかにとセルゲイ君〜

    二人目にいいな!と思ったのが彼です。何故良かったか・

    私の好きなスクリャービンが2曲も組み込まれていた事と

   曲の構成も好みだったし、当然、キャリア的にも年齢的にも

   安定していたし・・ 特にスクリャービンの左手のための夜想

   曲は感動! ただ、本選のプロコフィエフのコンツェルトに限っ

   てはオケとノリが合わないのがちょっと不満でしたが、これ

   は彼のせいばかりとはいえないと思いました。

   オケの方も指揮者も大変だとは思った今回のコンクールです。


    続きます・・ (12/5)